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ブラックマーケティングに注意!5つの心理トリガー

今日は「ブラックマーケティング」について話します。聞いたことありますか? これは人の心理を巧みに利用して、欲しくもないものを買わせてしまうテクニックのことです。怖いのは、頭のいい人ほど引っかかるということ。知識があっても、感情が動けば脳は簡単に騙されてしまうんです。

「正直さ」が信頼を生む

ある八百屋さんは「今日おすすめしない野菜」を正直に伝えるそうです。普通なら売上が下がりそうですが、逆にファンが増えた。人は、正直な人に信頼を寄せます。ところが、ブラックな人たちはその逆。「信頼」を装いながら、相手の感情を操作してくるんです。

ブラックマーケティングが使う5つの心理トリガー

①「あなたのせいじゃありません」― 被害者意識を刺激する

マーケターがよく使うのがこの言葉。「あなたが悪いんじゃない」「社会が悪い」「時代が悪い」と言われると、人はホッとします。たとえば、

「ダイエットできないのはあなたのせいじゃありません。○○の食品添加物が原因です。」

「安心」と「共感」を得られる一方で、責任感を奪われます。本来の目的(自分で変える力)を失ってしまう危険なパターンです。

②「恐怖と救済」― 不安を煽って“安心”を売る

もっとも売りやすいのは「恐怖 × 救済」のセット。「このままだと大変なことになります」→「でもこの商品で解決できます」。例:

「あなたの枕には数万匹のダニが潜んでいます。家族を守るために“抗菌枕”を!」
「老後2000万円問題。今のままでは破産します。今すぐ投資講座へ。」

恐怖を与え、安心を商品に置き換える。予防よりも治療のほうが人は動きやすい、という人間心理を突いた典型です。

③「罪悪感」― “やっていないあなた”に責任をなすりつける

高額講座やコンサルでよく見られる手法です。「結果が出ないのは、あなたが行動していないからだ」と言われると、反論できなくなります。

「毎日投稿してないから成果が出ないんですよ。」
「この教材をちゃんとやっていないのでは?」

罪悪感を植えつけると、冷静な判断力が失われます。そして「もっと頑張らなきゃ」と、さらにお金や時間を差し出してしまう。

④「秘密」― 自分だけが知らない焦りを作る

「誰も知らない」「特別な方法」「成功者だけが知っている」──この言葉に人は弱い。

「たった3人しか知らない、潜在意識の開放メソッド」
「AIを使った最新の“裏技”マーケティング」

「秘密」を提示すると、人は“自分だけ置いていかれる”不安から行動してしまいます。本当に価値のある情報は、誰かが静かに実践しているものです。

⑤「仮想敵」― 味方意識を作って信頼を装う

最後は「共通の敵」をつくる手法です。「私たち vs あの人たち」という構図にすると、心理的に一体感が生まれます。

「高額スクールに騙されたあなたへ。私は“本物”を教えます。」
「古いやり方を押しつける上司が悪い。時代は変わったんです。」

悪者を作れば、一瞬で味方に見えます。でもそれは“敵を叩くことで信頼を得ようとする”危うい構造。

「操作」ではなく「信頼」で伝える時代へ

この5つの心理は、すべて人の心を動かす力です。大事なのは、それを相手の幸せのために使うか、自分の利益のために使うか。情報が溢れる今こそ、「何を言っているか」より「なぜそれを言っているか」に耳を澄ませてください。

僕たちはもう、騙す側でも、騙される側でもない。見抜く側として、信頼で選ばれる時代を生きていきましょう。



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